辺報性の恋愛心理学
恋人にはこうしてほしい、ああしてほしい、願いは尽きませんよね。
でもいつも相手にお願いばかりしている人の恋はなかなかうまくいきにくいようです。
というのも心理学の返報性というものが関係してきているからです。
返報性とは他人から何か恩恵を施されたらお返しをしなくてはならないと考えることです。
アメリカの空港でとあるカルト教団がこの返報性を利用して寄付を集めることに成功しました。
空港でただ立っているだけではなかなか寄付は集まりません。
しかし、彼らは空港に降り立つ人に花束を渡しました。
「この空港に来てくれたあなたへの贈り物です」といって花束を渡すと多くの人が募金を払ってくれたとのことです。
これでは花束代がかさむとの声もありました。
しかし花束は実は何度も使いまわされていたのです。
空港に来る人のほとんどは花束を本当に必要としてはいません。
そのため、カルト教団がその先に設置したゴミ箱に捨ててしまう人がほとんどでした。
こうして彼らは元手をあまりかけずに寄付を集めることに成功したのです。
これを恋愛に置き換えてみることもできます。
恋愛における返報性は好意のギブ&テイクと呼べるかもしれません。
例えばクリスマスや誕生日に相手が喜ぶようなことをしてくれたら思わず自分もお返ししたくなりますよね。
それと同じように相手が自分に好意を向けてくれるのだとすれば好意を向けたくなる人も多いようです。
これが返報性の作用です。
返報性は本来感情のバランスを取ろうとする心理のことです。
相手が自分に何か心地よいことをしてくれたという感謝の念と自分ばかりが負担をかけてはいけないとほとんどの人は考えます。
なぜなら相手に負担をかけることは最終的に自分の望むものではないからです。
平たく言うと相手が傷つくことは自分に跳ね返ってくるという感じです。
返報性は親切というよりは自分自身の心のバランスをとるためにも使われているのです。
告白はこの返報性を大いに利用できるチャンスでもあります。
告白のときに誠心誠意自分からの好意を伝えることで相手も好意を持ってくれやすくなるのです。
また、好意を持つとまではいかなくても無視できなくなります。
気になるという人も多いようです。
そのことから告白をする際にはより大きな返報性を期待して実直に自分の気持ちを伝えることが重要です。
返報性は恋愛だけでなく様々な人間関係において利用することができます。
相手に自分を好きになってもらいたかったらまずは自分のほうから好意を向けてみましょう。
