親子関係と恋愛心理
恋愛には親子関係が関わっているという話があります。
今回は恋愛と親子の関係について迫っていきたいと思います。
親は私たちが生まれて初めて出会う人です。
そしてその生涯の4分の1は親と過ごすという人がほとんどではないでしょうか。
そして何より親の遺伝子は子どもに受け継がれます。
子どもの性格は遺伝と環境によって決まるといわれますがどちらにせよ親が深く関わってくるのですね。
恋愛に関してもそれは同じで相手に求めるものや自分が恋愛でこうありたいという姿は親子関係と関わってくるといえます。
まずはパートナー選びです。
パートナー選びをする際、人は次の3点のどれかを満たしていることを条件とするようです。
まずひとつは理想の親のような人をパートナーに選ぶという傾向です。
例えば実際の親が厳しかった場合パートナーには穏やかで優しい人を、実際の親があわてんぼうだった場合パートナーには落ち着きのある人を、といった感じです。
これは本人の相補性の問題も関わってきます。
実際の親が与えてくれなかったものを与えてもらう人、というのと親から引き継いだ遺伝子によって自分が持っていないものを持っている人、という観点からこのようなパートナー選びが起こると考えられています。
次に子ども時代の理想を持っている人をパートナーに選ぶ傾向があります。
子ども時代もっと遊びたかった、と思っている人は遊びを重視して生活する人を選ぶ傾向にありますし逆にもっと勉強に打ち込みたかった、という人は勤勉な人を選ぶ傾向にあります。
この2つの傾向はどちらも親が与えてくれなかったものを埋めようとしてパートナー選びをしていることになります。
最後に親と似たパートナーを選ぶ傾向についてです。
娘が父親のような人と結婚する、ということはままありますよね。
心理学的に見るとそれは何ら不思議なことではないのです。
子どもが親に似た人をパートナーとして選ぶ背景には3つの理由があります。
1つは環境に慣れ親しんでいるということです。
昔からちょっとだらしのない家で育った子供は結婚後もその生活を続けたいとどこかで願っています。
つまり慣れた環境から離れたくないのですね。
その要望を満たしてくれる人は自然と親と似ている人となるわけです。
次に同性の親の価値観を受け継ぐという説もあります。
例えば自分のことを自分でしない父親がいたらどうでしょうか。
自然と母親が面倒を見ることになりますよね。
その姿と母親が父親の世話をすることに価値を見出していれば自然とその価値観は子どもにも受け継がれます。
最後は存在価値を認めてもらうためです。
私たちは生まれながらにして親に存在価値を認めてもらうために様々な努力をします。
というのも親の庇護のもとでないと幼いうちは生きていけないからです。
親からの要求にこたえるために無意識に親と似たパートナーを選んでいると考えられます。
